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『 1年2組 学級日誌 』 (新長編小説)
・・・半世紀前の女子高校の学級日誌・・・
(昭和47〈1972〉年4月~48年3月まで)
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【12月5日(火)晴れ 18番 S・J】
文化祭も終わって、
誕生日も過ぎてしまったけど、
毎日を楽しく過ごしている。
why?
このごろ学校へ行く途中で
素敵な人と出会うのです。
それを楽しみに
学校に行っているって?
イヤイヤやはり
学校は学校で楽しいけれど、
楽しみが1つ増えたというところかな……。
人間とはみんな何物かに憧れるけど、
そういう憧れのタイプは、
人それぞれ違うけれど、
自分とよく似た点があるからだ
とテレビで言ってたけど、
私もそう思う。
ボサーとしている人に
好感をもってしまうけど、
いざ、という時に
頼れる人でないとイヤだね。
おませな事を書いてしまったが、
いずれは思うことだから、
早い遅いだけだと思う。
話し変わって、
期末考査 がもうすぐやって来るけど、
毎度ながらやる気が出ない。
なんとかしなければ……。
文化祭で
「姓名判断」のコーナーがあり、
みんなで担任(M先生)の
姓名判断をして貰いました。
「当たってる」と
みんなで叫びました。
1から10までありますが、
全部書いて終わります。
①一つの信念を持っている。
ゴーイングマイウエイ。
②プライドが高く、
名誉心が強い。
③人から良く言われると、
得意になったり
悦(えつ)にいったりする。
その反対に、
人ら悪く言われる時は、
非常に気にする。
④新しさと推理力に富んでいる。
⑤書物などの理論も研究もするが、
自分の考えも持っていて、
その理論を実際に負うようする、
といった面もあって、
現実派。
⑥一見、取っ付きにくい
ように見えるが、
実際に話してみたり、
付き合ったりすると、
気さくなところがあり、
交際しやすい。
⑦あらゆる分野において、
次代の先端をいく
独創的。
⑧人を引っ張っていく力があり、
言い出したら後に引かない
頑固な面もある。
⑨人のしている事に
批判的になったり、
ずけずけと批判をくだしたりする。
⑩もし、周囲の状況や自分の立場、
援護者(えんごしゃ)などを
考慮に入れず、
それらを無視して行動に移すと、
全く孤立無援の状態
「四面楚歌(しめんそか)」
の立場に立たされるから、
注意する事。
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自分の「憧れのタイプ
(好きなタイプ)」は、
自分とよく似た点がある人だ、
と書いているが、
事実、容姿が同じタイプだと、
何となく落ち着く様に思えて
そうなのだろう。
しかし、「性格」の場合は、
対照的な人を選ぶ事が多いと
書いてあった。
人間とは、自分と同じ性格の人は、
いつも自分自身を見ているようで
いやらしい。
自分が持っていないものを
相手に求めるのだろうか。
文化祭の時の
「姓名判断」、
内容が大変良く当たっています。
ビックリしました。
以上
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