「マルタン丸山」のホーム・ページです。
「小説」の見出しページ
「１年２組 学級日誌 」のはじめのページへ
『 1年2組 学級日誌 』 (新長編小説)
・・・半世紀前の女子高校の学級日誌・・・
（昭和47〈1972〉年４月～４８年３月まで）
【４月８日（土）雨 １番Ａ・Ｍ】
１番ってイヤダナ。
もう慣れっこになってしまったけれど、
やっぱりヤダ。
どう書いていいのか、
わかんないんだもの。
10番位だったら、
ああこういうふうに書けば
いいんだなってわかるのに……。
なんとなくカッコワルイ。
とうとう高校生になってしまった。
中学校を卒業する日が
近づくにつれ、
高校生となる日が、
永遠に訪れないでほしいと祈った。
でも、
なってみると
なんてこともないや。
〝学校自体は、
まだ無理って感じだけど、
なによりも先生が気に入った。
最初のクラブは
「 映研（映画研究） 」
に入ろうと思ってたのに、
Ｍ先生の影響で
「 落語研究会 」
でも入ろうか、と思う。
とにかくこの先生に対する
信頼感が裏切られないように祈る。
この学校には、
いろいろときびしい規則があるけれど、
たいてい守れそうにないや。
まあ最初の方は
守るかもしれないけど、ネ。
なにしろ小学校の先生が
「規則は破る為にあるんだ」
って教えてくれたからね。
こんな悪い生徒で、
Ｍ先生かわいそう、
（でも治らないんだな）。
望 み ロセッティ
目に見えぬ空のかなたゆく
一羽の小鳥になりたい
ただ一度聞いた後
いくたびも思い出される歌に
なりたい
そよ風にゆれる床の上の
白ゆりの影になりたい
過ぎた昔のすべてに値する
愛の言葉のこだまになりたい
忘れ果てて
二度と生まれこぬ希望の
その記憶になりたい
私の大好きな詩の一つです。
なぜ好きかって聞かれると
はっきりと答えられないんですが、
これが私の望みなんです。
このノート全部使っても
いいっていうから、
全部使おうとおもったけど、
鉛筆代がもったいないから
もうやめておきます。
あ、そうそう、
おっチョコチョイの先生で
「 自己紹介 」
もさせてくれなかったから、
自分で勝手に
ここでやらせてもらいます。
大阪市内の中学校を卒業し、
ボーイフレンドは3人。
４人姉兄の末っ子です。
映画を見る事、
映画の話をするのが、
３度の飯より、
違った３人のボーイフレンドより好きな
オッチョコチョイで、
おしゃべりな
（みんなから言わせると）
変な女の子
（めったに女の子と
認めてくれないの。
男子も
異性って感じないそう）です。
そんな反面、
詩・小説を
書いたりするのが好きです。
もちろん、読むのも好きです。
そして、何よりもキライな物は、
勉強とハッキリしない男の子。
人の噂ばかりして
自分のことばかり考えて、
人のことを考えない
女の子です。
こんな私ですけど、
２組の仲間の一人です。
よろしく。
pm 11：20
======/========/=======
ぼくを気に入ってくれて、
どうもありがとう。
クラブのことだけど、
自分の本当に好きなものに
入るべきだろうと思う。
それは、
どんなものでも良いけど、
自分が三年間
続けて行けるものに
入部すべきだろう。
また、入部した限りは
続けていくべきだろう。
慌(あわ)てずに
じっくり考えよう。
ぼくは今、
七つのクラブの
顧問になっている。
１、なぎなたクラブは、
主顧問。
これは、この４月からになったもの。
ぼく自身はぜんぜん出来ない。
だから、今年の新入部員と一緒に
練習するつもり。
(練習日は月・水・土)
２，落語研究同好会。
去年、ぼくがこのＪＫに赴任して作った。
同好会部員は、
３年２名、２年３名の 計５名。
無論、ぼくも１つ２つは出来る。
(練習日は、月)
３，文学クラブ。
ぼくは文学畑で育った。
中２の時から今日まで
本に取りつかれている。
(練習日は、火・金)
４，図書クラブ。
和本作りをしている。
図書の先生が中心になさっている。
(練習日は、木)
５，新聞クラブ。
年に６～７回出版している。
国語の先生が中心。
６，コーラスクラブ。
音楽の古林先生が中心。
夏の合宿に付いていく。
(練習日は、月～金)
７、スキー部。
体育の先生が中心。
冬の合宿に付いていく。
(練習日は、毎日)
なにしろ、一週間全部、
クラブをしている。
以上
======/========/==========
『 1年2組 学級日誌 』 (新長編小説)
・・・半世紀前の女子高校の学級日誌・・・
（昭和47〈1972〉年４月～４８年３月まで）
【４月８日（土）雨 １番Ａ・Ｍ】
１番ってイヤダナ。
もう慣れっこになってしまったけれど、
やっぱりヤダ。
どう書いていいのか、
わかんないんだもの。
10番位だったら、
ああこういうふうに書けば
いいんだなってわかるのに……。
なんとなくカッコワルイ。
とうとう高校生になってしまった。
中学校を卒業する日が
近づくにつれ、
高校生となる日が、
永遠に訪れないでほしいと祈った。
でも、
なってみると
なんてこともないや。
〝学校自体は、
まだ無理って感じだけど、
なによりも先生が気に入った。
最初のクラブは
「 映研（映画研究） 」
に入ろうと思ってたのに、
Ｍ先生の影響で
「 落語研究会 」
でも入ろうか、と思う。
とにかくこの先生に対する
信頼感が裏切られないように祈る。
この学校には、
いろいろときびしい規則があるけれど、
たいてい守れそうにないや。
まあ最初の方は
守るかもしれないけど、ネ。
なにしろ小学校の先生が
「規則は破る為にあるんだ」
って教えてくれたからね。
こんな悪い生徒で、
Ｍ先生かわいそう、
（でも治らないんだな）。
望 み ロセッティ
目に見えぬ空のかなたゆく
一羽の小鳥になりたい
ただ一度聞いた後
いくたびも思い出される歌に
なりたい
そよ風にゆれる床の上の
白ゆりの影になりたい
過ぎた昔のすべてに値する
愛の言葉のこだまになりたい
忘れ果てて
二度と生まれこぬ希望の
その記憶になりたい
私の大好きな詩の一つです。
なぜ好きかって聞かれると
はっきりと答えられないんですが、
これが私の望みなんです。
このノート全部使っても
いいっていうから、
全部使おうとおもったけど、
鉛筆代がもったいないから
もうやめておきます。
あ、そうそう、
おっチョコチョイの先生で
「 自己紹介 」
もさせてくれなかったから、
自分で勝手に
ここでやらせてもらいます。
大阪市内の中学校を卒業し、
ボーイフレンドは3人。
４人姉兄の末っ子です。
映画を見る事、
映画の話をするのが、
３度の飯より、
違った３人のボーイフレンドより好きな
オッチョコチョイで、
おしゃべりな
（みんなから言わせると）
変な女の子
（めったに女の子と
認めてくれないの。
男子も
異性って感じないそう）です。
そんな反面、
詩・小説を
書いたりするのが好きです。
もちろん、読むのも好きです。
そして、何よりもキライな物は、
勉強とハッキリしない男の子。
人の噂ばかりして
自分のことばかり考えて、
人のことを考えない
女の子です。
こんな私ですけど、
２組の仲間の一人です。
よろしく。
pm 11：20
======/========/=======
ぼくを気に入ってくれて、
どうもありがとう。
クラブのことだけど、
自分の本当に好きなものに
入るべきだろうと思う。
それは、
どんなものでも良いけど、
自分が三年間
続けて行けるものに
入部すべきだろう。
また、入部した限りは
続けていくべきだろう。
慌(あわ)てずに
じっくり考えよう。
ぼくは今、
七つのクラブの
顧問になっている。
１、なぎなたクラブは、
主顧問。
これは、この４月からになったもの。
ぼく自身はぜんぜん出来ない。
だから、今年の新入部員と一緒に
練習するつもり。
(練習日は月・水・土)
２，落語研究同好会。
去年、ぼくがこのＪＫに赴任して作った。
同好会部員は、
３年２名、２年３名の 計５名。
無論、ぼくも１つ２つは出来る。
(練習日は、月)
３，文学クラブ。
ぼくは文学畑で育った。
中２の時から今日まで
本に取りつかれている。
(練習日は、火・金)
４，図書クラブ。
和本作りをしている。
図書の先生が中心になさっている。
(練習日は、木)
５，新聞クラブ。
年に６～７回出版している。
国語の先生が中心。
６，コーラスクラブ。
音楽の古林先生が中心。
夏の合宿に付いていく。
(練習日は、月～金)
７、スキー部。
体育の先生が中心。
冬の合宿に付いていく。
(練習日は、毎日)
なにしろ、一週間全部、
クラブをしている。
以上
======/========/==========