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『 　1年2組　学級日誌　』　 (新長編小説)　
　　　　　　・・・半世紀前の女子高校の学級日誌・・・
　　　　　　　　（昭和47〈1972〉年４月～４８年３月まで）

　　



【9月６日（水）朝晴・昼雷・夜雨かな？１３番Ｋ・Ｔ】　

現在夕方の5時30分。　

あれ？もう40分すぎてらぁ。

これはどういうことか？

それは、正解はコレダ。

この間の10分間、

数学の宿題をふと思い出してヤッタのだ。

（短時間ではあるが、

宿題はすませた。

ウッシッシー）

それよりＭ先生、

今どこにイルのだ。

今、たった今、

５時３４分、

巨大な雷　が光って鳴ったのだ。

すごかった。

しかし、びっくりしたなー。

爆弾の破裂　みたいやった。

　そう、爆弾　で思いだしたけど、

ミューヘンの　爆発事件　に　

すこく腹をたてている。

ミューヘンに飛んでいって、

犯人を殴ってやりたい。

イヤ殺してやりたい。

どうしてこんな事をするのだろう。

世界の注目を浴びたいのか、

英雄　気取りでいるのか、

何人もの命を奪い、

なにが　釈放しろ　だ。

これ以上書けば、

腹が立って横にならず

涙がでそうになるから書くのをやめる。

腹が横になる話を書きます。

　昨日

、巨人ｖｓ大洋戦

見ましたか？

巨人のエース「　堀内　」が、

又又完投勝ちしたでしょう。

これで２２勝目。

阪神の　江夏　は、まだ２０勝（ウッシーシー）

Ｍ先生は、どこのファーンかな？

それとも野球に興味ない？

ま、Ｍ先生もご一緒に

２２勝目を喜んで下さい。

そうすれば、私も　堀内　も心から感謝します。

熱狂的　阪神　ファーンの方、

お許しを。

　盆踊り、浴衣　着て踊った。

仕合わせ。

男の子が　話しに来た。

私の浴衣姿に……（ウッシーシー）。

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　 　５時３４分の雷、

学校の体育館　で聞いた。

面を被り、胴を着けて

「剣道」対「なぎなた」

の練習試合をしていた時だった。

生徒のなぎなたで

面を打たれかけた時だった。

“ゴロゴロゴロー！！！”

と巨大な雷の音が続いた。

生徒は

「キャー！！！」と叫んでいる時に、

生徒の面と胴をぼくが殴って

「一本」とった。

その時またも巨大な雷が鳴り、

クラブ部員は、

ぼくの周りに集まってきて、

固まっていた。

学校の近くに

落ちたような音　だった。

　ところで、

試合の相手の生徒だけど、

彼女は　なぎなたの

「全国大会」で３位

だった選手だ。

その選手に「１本勝ち」したのだ。

初めて勝った、

雷のおかげで……。

　ミューヘンの事件、　

本当にひどい。

人の命がそんなにも粗末に

扱われていいのだろうか、

言葉が出ない。

　野球の事だけど、

前にも書いたけど、

各球団に好きな選手がいる。

君の好きな巨人は、長島さん、

ここという時に打つ。

阪神は村山さん、

ぼくの大学の先輩。

中日は高木守さん、

良くいい場面で打つ。

大洋はボイヤー、

打つし守備も良い。

南海はやっぱり野村さん、

難波の　大阪球場　に時々行って応援する。

阪急はスペンサー。

近鉄は土井、良く守る。というところかな。

堀内選手は、

本当に良くやっている。

　吉田拓郎の

「旅の宿」

の初めの

「浴衣のきみーーは、ススキのかんざし……。」

て感じだね。

日本女性の　着物姿　は、最高だ。

男性にもてて良かったね。　

　以上