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『 1年2組　学級日誌　』　 (新長編小説)　
　　　　　　・・・半世紀前の女子高校の学級日誌・・・
　　　　　　　　（昭和47〈1972〉年４月～４８年３月まで）

　　

　　



【5月20日（土）雨　３３番Ｎ・Ｒ】

　何を書いたらいいか迷って、

みんなが書いた今までのを読んでみたら、

とてもみんなの特徴や個性が出てて、

私も個性を出そうと頑張ってみます。


　趣味ですが、

「切手集め・詩や作曲・読書・ピアノ・

winter sports・ボーリング・釣り……」

などですが、

暇だからやっているだけで、

趣味ではありません。

何か、一つの事を

一生懸命やっていけるモノを探しています。

Ｍ先生か皆が

教えてくれるかも知れないので、

楽しみにしています。


　Ｍ先生の事を「お兄ちゃん」と呼びます。

何故なら、

私は長女で兄はいないからです。

　好きな教科は、

音楽・美術・国語・社会で、

嫌いな教科は、

数学・理科です。


　私の取り柄は、

いつも「　ニコニコちゃん　」だ、

ということです。

ゲラです。

でも、本　を読んでよく泣きます。

映画　でもよく泣きます。

　ロック・フォークがとても好き。

「　シカゴ　」・「　チェイス　」の

　トランペットの重奏　には、

もう言うことがありません。

　私がただただ、

2組の皆さんとお兄ちゃん（Ｍ先生）に

言いたいことは、

この「ＪＫ」に来て　ヨカッタ！　

ということです。

つまり、

「　みなさんに会ってヨカッタ　」

ということです。

こんなに楽しい皆（　漫才してる

みたいな皆　）と、

お兄ちゃんみたいなＭ先生

（　顔の面白い先生　）に会ったからです。

中学時代の親友や仲間と別れて、

寂しさ　と　不安と　緊張　

でいっぱいの時に、

新しく楽しいこんな友達が出来て幸せです。


　クラブは、

「　なぎなた部　」と

「　新聞クラブ　」に入っています。

今度は「　フォークソングクラブ　」にも

入部するつもりです。

少し欲張っているようですが、

3年間続けるつもりです。

どんなことがあっても、

やめないつもりです。

「　根性　」と「　忍耐　」です。

勉強にしろクラブにしろ　一生懸命　

することによって、

いろんな事を得るはずです。

もちろん、失敗　は付き物です。

でも、それに立ち向かって進んで行くことは、

とても　立派　なことです。

「　根性と忍耐　」、

この言葉を目標にとして高校時代の3年間を、

まずやってみようと思います。

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　「ＪＫに来てヨカッタ！」を読んで、

大変嬉しいです。

何でもそうだと思うけど、

いやだ　と思いながら物事をやっていると、

前進しない。

ところが、自分から「　ヨカッタ　」

と思えると、

ますます　前進　していきます。


「　なぎなたクラブ　」に入部して

くれてありがとう。

昨日、

「なぎなたクラブ」の練習のあとの帰りに

（なぎなたクラブ部員以外の人は、

分かりにくいと思うけど、

毎週土曜日には、

「　なぎなたクラブ　」は、

校外の「　道場　」に行って練習します。）、

君は、「なぎなたが面白くなってきました。」

と言ったけど、

ぼくも面白くなってきた。

君と同じく「なぎなた」は、

ぼくも一年生だから、

お互いに頑張って行こう。


　誰でもそうだと思うけど、

高校生活の　思い出　は、

勉強ではなくて、クラブや友人なんだと思う。

その時にその思い出を持ってない人は、

気の毒に思える。

人生　において、

一番素晴らしい時代が、

高校時代なんだ、

その思い出を作るためにも

頑張ってほしい。

　「なぎなた」の帰りに、

「初恋はいつか？」って聞いていたけど、

ぼくにも、初恋はあるんだよ。

今度いつか話すね。　　

　　　　　　　　以上

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