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【6月11日(日)晴れ 45番M・K】
今日は、28度位上がるって、
ラジオで朝言ってたけど、
さすがに暑かった。
これから書くのは、
一年前の私です。
私の反省しなければいけない、
一年間です。
それは、中三になって
新しい数学の女の先生が来ました。
その先生は、
それはそれは 美人 で
頭の良い先生なんです。
趣味は、
能面・登山・一人旅・スキーetc
だったと思います。
とにかく、教えてもらってた
4クラスの男子生徒は、
みんな、
好意(尊敬じゃなく)を
もってたようです。
そいでもって、
その時の私は、
すごく 反抗的 な女の子
(その先生にだけ)だった。
どうして私があんなに反抗的だったのか、
今でも分からない。
だけど、反抗的と言っても、
そんなにひどいモノではなく、
心の中の反抗です。
「なんや、こんな先生!!!!」
なんてかんじ。
先生が
「ハイ、そしたら問3の問題やって……」
と言っても、
私は、
「フン!」
なんて問題5をしたり……。
そんな毎日が続き、
とうとう 3学期 を迎えた日の事です。
その先生が スキーで骨折
したことを聞いた時、
本心すごく心配で、
イライラの毎日が続きました。
先生の変わりには、
恐い中年の男の先生が来るし……。
男子は全員ショボンーー。
同じく私もショボンーー。
どうして、あんなに嫌ってた先生の事が
気になるのか、
私自身不思議でした。
入試もあるのに、
ボケーとして、
分からない数学が
ますます分からなくなりました。
早く来ないか、
早く来ないかと
毎日首を長くして待ってました。
そして、先生が来たのです。
それも、「 大変身!!」です。
美人 だった先生が、
一段と 綺麗 になってたんです。
その日の服装は、
紺のパンタロンスーツで、
真っ直ぐだった髪を、
綺麗に パーマネント をかけて……。
男子生徒は、
教科書も開けずに
ボケー と口を開けて見ているだけ。
だけど、
心配していた私は、
またも
心の中の 反抗 が始まりました。
そして、約1ヶ月は、
あれよあれよと過ぎて
「 卒業式 」。
泣きに泣き ました。
2~3人の友達になだめられ、
やっと泣き終わり、
アルバムを貰って
校門での 拍手 の前を通り、
外へ出ようとした時、
担任の先生を見たとたん、
涙が ボタボタ 落ちてきました。
必死でこらえたのですが……。
すると、
後ろの方で、
あの先生の 声 が 私を呼んでいます。
振り向くと先生が
「……がんばれ!……がんばれ……」
と 私の名前 を呼びながら
叫んでいるんです。
その声を聞いて、
私は、今までの 反省 と
先生に対する愛着が、
私の胸に
波のように ドドッ と押し寄せて来て、
涙 で前がかすんでしまいました。
…………というのが、
一年前からの私でした。
M先生、どう思いますか?
私は、
二度と先生に
(どの先生にも)
反抗しない と誓いました。
その先生が好きな歌は、
「 四季の歌 」 でした。
高校に入って二週間たった今、
ラジオからこの歌が聞こえて来ました。
涙ぐんでしまいました。
話しは変わって、
最近、
父との会話が全然ない。
食事も一緒にとってない。
意識しているわけではないけど、
自然 こうなってしまう。
もう二ヶ月以上かな。
父が食べるときは、
母が横にいるようだけど。
母とは何でも話すのに。
寂しいくせに
自分で自分を孤独な人間に作っている
ようで恐い。
とにかく、
この性格を直そうと
一生懸命でありまする。
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君の中学の先生の話を
美しく読みました。
感動しました。
女子の中学から高校にかけての
反抗期がよく書けています。
原因理由がが分からずに
反抗してしまう。
しかし、卒業の時、
先生の声で、
「私は、今までの反省と
先生に対する愛着が、
私の胸に波のように
ドドッと押し寄せてきて……」
が 印象的 で 感動的 です。
ぼくの胸も熱くなりました。
「 四季の歌 」が
ぴったりの先生であり、
あなたです。
歌の中の
「 心清き 」
「 心深き 」
「 心深き 」
「心広き」
ものを感じます。
以上
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