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・・・・・・67「『 日光 』平成大修理 第四期
(平成31年3月31日まで)・・・・・・






☆☆




『 日光 』に

9月下旬の4日間、

行って来ました。


紅葉はまだ早いですが、


開山 1250年 の

大修理がされており、

また、

「徳川家康公

四百年御遠忌記念」で


国宝級の建物・仏像・彫刻等が、


修理されており、

その修理を、

「まじかに見る事が出来る」と聞き、


ぜひ、その様子を見学したいと思い、


行って来ました。



東京・浅草のスカイツリーの横から、

雨の中の快速「東武日光」に乗り、

スカイツリーの横を通って約2時間



東武日光駅








東武バスの「日光フリーパス」(2日間2000円)



日光開山1250年

西参道でバスを降り、

西参道を通って


五重の塔
ここから二百の階段があります。

1636年三代将軍

「家光公(いえみつこう)」が、

祖父である

東照大権現(とうしょうだいごんげん)

家康公(いえやすこう)の

「東照宮(とうしょうぐう)」を完成し、

四代将軍の

家綱公(いえつなこう)により、

1652年から

1年2ヶ月という短期間で

「大猷院(たいゆういん)」と呼ばれる、

霊廟(れいびょう)を完成させました。

「仁王門(におうもん)」からが、

「大猷院(たいゆういん)」と呼ばれ

国宝・重要文化財の建造物が続きます。



仁王門(東照宮の最初の門)



仁王門の説明




左の仁王




右の仁王


少し歩くと、
ご神馬をつなぐ厩(うまや)の

神厩舎(しんきゅうしゃ)があり、

三猿の彫刻で有名です。



ありました。

三匹の猿

「見ざる・言わざる・聞かざる」

ところが、



レプリカ!!!

がっかりしました。

ところが、

裏手の庇(ひさし)のあるところで、


学芸員の方が、

漆を何回も塗り、

修復しておられます。




しばらく、

漆の塗る技を眺め、

感動しました。

この三猿が、

来年には、

あの舎の上に置かれます。

そして、それ以後、

何十年・何百年も、

人々を感動させるのです。

国宝の品物を「修理する」、

その感動が伝わってきます。

そして、学芸員の方々の、 地道な努力!!!


感動の猿です。




  御水舎(おみずや)の説明



手を洗い、口をすすぎ、

心身を清める御水舎です。




水回り









天井には、

見えにくいですが

「龍」が描かれています。


瓦にも「龍」






百段ほど階段を上ると


「灯篭(とうろう)」の説明がありました。






展望所から、

一万石以下の大名の

灯篭です。
これ以上は、登れません。





階段を上り終えると、


    「笹の輪くぐり」があります。


    笹の輪をくぐり、  左に1回、右に1回、

もう一度くぐって、前に進みます。






左右の「鐘楼・鼓楼」の説明







鐘楼(右)






鼓楼(左)




立派な

「夜叉門(やしゃもん)」が

聳(そび)えています。


烏摩勒伽(うまろきゃ)青
(縁起物の破魔矢〈はまや〉の

発祥の仏様)


毘陀羅(びだら)赤


阿跋摩羅(あばつまら)緑



健陀羅(けんだら)白









唐門(からもん) 説明





全体が胡粉(ごふん・貝の殻)

で白く塗られている

「唐門」


修理の終わった唐門の

「白龍」








皇嘉門(こうかもん)の説明
別名 

龍宮門と言われています。





龍宮城の門と同じ(?)

皇嘉門(こうかもん)


そしていよいよ

「本殿」を中にはいります。




(カタログより)

金箔の部屋の真中には、

金で飾られた
将軍徳川家康公の「 位牌 」

(90㎝程の高さの いはい )があり、


「安國院殿贈正一位大相國台霊」


と、家康公の戒名が

書かれてありました。

三代将軍家光公が、

心底から拝まれた「位牌」です。

大名でさえ、 この部屋に入り、 拝めなかった位牌。



今回の大修理の期間のみの、

「初公開」だそうです。


もう二度と見る事の出来ない「位牌」
思わず両手を合わせました。



カタログより

家康の兜(かぶと)で、

50キロの重さがあるそうです。






中を回って、

外に出ますと

高い杉がそびえ立っています。


夫婦杉



親子杉





「眠り猫」は

修理が終わっていました。







「常行堂」の大工事


常行堂の説明





阿弥陀如来(あみだにょらい)の台座は、

修理中。









本当は、

孔雀(くじゃく)の上に鎮座なさっています。

孔雀は、

毒蛇を捕える強い生き物だそうです。








バスに乗って、

「中禅寺湖」と

「華厳(けごん)の滝」を見るために、

「中禅寺温泉」に行きました。


「華厳(けごん)の滝」は

見えませんでしたが、







「中禅寺湖」が何とか見えました。
日が暮れてきましたので、

その日は、

「中禅寺湖」の前のホテル

「花庵(はなあん)」に泊まり

温泉に入りました。

美味しい「 夕食 」を

いただきました。



今回の「日光」は雨でしたが、

新しい歴史の一頁を見たようでした。