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   51 大阪府河内長野市『 観心寺(かんしんじ)』の

  「 如意輪 観音 坐像
(にょいりんかんのんざぞう)」( 国宝 )

















★  「 観心寺(かんしんじ)」の

「 如意輪観音坐像
(にょいりんかんのんざぞう)」は、

「一度拝んだら生涯忘れられない」
という仏様です。



「金堂」(国宝)の中で、
年に一度だけ開扉(かいひ)される
(4月17・18日)

六本の手を持つ「仏様」です。



まず、右手(向かって左)ですが、



1、頬に手をやり、
考える「思考」を与えてくださり、

2、「如意宝珠(にょいほうじゅ)」
の宝の玉の、

「福徳財宝(ふくとくざいほう)」
を与えてくださり、

3、「念珠(じゅず)」を持って、
「知恵」を与えてくださる。



次に、左手(向かって右)ですが、



4、手のひらで下を押さえ、
「怒り」を抑(おさ)えてくださり、

5、蓮(ハス)の花を持ち、
「悟(さと)り」をひらき、

6、「車の輪(現実の世界)」を回し、
「煩悩(ぼんのう)」を打ち破り、

「天上界(仏の世界)」
をめざすようにしていただける。



「拝めば、
一切の願望を
叶(かな)えてくださる、
ありがたい仏様です。」


(永島龍弘館長・
全教副館長のご講和より)



いつまで見ていても飽きない、
「豊満な肉感美」が溢(あふ)れていて、


炎のような色彩の
「濃厚な官能美」も感じられ、


お顔立ちは、
慈(いつく)しみを持った、
女性的な優しさが溢(あふ)れており、


いつの間にか両手を合わせて、
拝みたくなる「仏様」でした。



そして、
お顔を眺めていると、
本当に、


「心の苦しみを打ち破り、
一切の願望をかなえてくださる
観音様」


に思えてきました。


もう一度、
写真を載せます。
ゆっくり見つめてください。