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・・・・・・62「 若冲(じゃくちゅう) 」

生誕300年記念 (東京都美術館)・・・・・・






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今話題の『若冲展(4月22日~5月24日)』を見に、
「東京都美術館」

に行ってきました。

(2016/5/23)

若冲の作品がいかに素晴らしいかを、

今年(2016年)1月から5月まで、

連日テレビで解説があり、

見に行く決心をしたのが、

5月の初旬、

大急ぎでチケットをコンビニで購入し、

5月23日(月)
最終日 前日に行って来ました。

上野の美術館に

8時(開館時間は9時)に行きましたが、

まず、びっくりしたのは、

チケット売り場までの約1時間の行列、



先に買っておいたので、

それはクリアーしましたが、

館内に入るための行列は、

何と”160分”待ちの行列です。



あまりの人出のため、

入場開始時間を8時30分に

30分繰り上げてくれましたが、

何しろすごい人です。



「水」を補給し、


「おしぼり」も頂き、








ようやく10時30分に館内です。
中は外よりも人人ひとです。



パンフレットには、

「代表作品集結 

 31日間限定公開」とあります。

2か月以上公開すると、

作品が劣化するそうです。

だから、31日間です。

だから、こんなにも混んでいます。


「ひと月ばかりのこの世の楽園」
とも書いてあります。




でも、人人ひとの館内です。
楽園はほど遠いようです。




しかし、粘り強く、
1センチずつの行進に

自分の身を委ねると、

天才「若冲」の才能に、

目から脳に触れる事が出来、

繊細な描写技法による、

動植物を愛情いっぱいに美しく描き、

別世界に案内してくれます。





和紙の表だけでなく、

裏からも色を彩色し、

立体的に表現しています。





屏風「鳥獣花木図屏風」です。



1㎝四方に線が引かれ、

精密な描写です。






1㎝四方に線が引かれ、

その中にも小さな正方形が描かれています。

実に細かい描写です。




「動植さい絵群鶏図」


鶏の羽の描写が素晴らしいです。





「老松白鳳図
(ろうしょうはくほうず)」



「動物植さい絵 紅葉小禽図

(こうようしょうきんず)」

下の方の薄い紅葉の葉は、

和紙の「裏」から塗られた色です。


「動植さい図諸魚図」
タコの足にご注目下さい。



「百犬図」






「動植さい絵貝甲図」

小さな貝にも愛情が注がれています。

全部見終わって、

館外に出たのは、

12時30分。

2時間の素晴らしい美術鑑賞でした。

不思議に「若冲」の絵によって、

脳が喜んでいるようです。

それに、2時間の鑑賞に

体力がもったのも嬉しいです。

(写真・「東京都美術館」発行カタログより)