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令和六(2024)年
・(京都) 六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)
12年ぶり御開帳・・・ 
 国宝「 十一面観世音菩薩立像 」 平安時代 
(令和3年11月7日〜12月)








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「六波羅蜜寺」は、
空也上人開創の日本最古の
「弁財天の札所」として知られ、
信仰を集めています。

















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空也上人は、天災や疾病が頻発した平安中期
「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱えれば
『極楽往生』がかなうという「阿弥陀信仰」を始められ
「念仏の祖」と呼ばれた僧侶です。
自ら市場に出向かれ人々に念仏を勧め
「救い」の道を説かれました。





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こうした上人の行動は、
仏教が特権階級のものであった
「平安時代」には大変画期的で、
人々は上人を「市(いち)の聖(ひじり)」
「阿弥陀聖(あみだひじり)」と呼び帰依しました。





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「波羅蜜」とは、
「彼岸(ひがん)・・悟りの世界・・」
に至ることで、
「六波羅蜜」とは、
悟りの世界に至るために
「実践し修行しなくてはならない
六つの徳目」のことです。




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①「布施(ふせ)」・・・見返りを求めず、応分の施しをすること。










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➁「持戒(じかい)」・・・自らを強く戒めること。

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③「忍辱(にんたつ)」・・・いかなるはずかしめを受けようとも
耐え忍ぶこと












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④「精進(しょうじん)」・・・不断の努力を続けること。





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⑤「禅定(ぜんてい)」・・・冷静に自分自身を見つめること。





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⑥「知慧(ちえ)」・・・仏様からいただいた生きるための能力。










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空也上人座像 ( 鎌倉時代 重要文化財 『宝物館』)
「ひとたびも 
南無阿弥陀仏といふ人の
はちすの上に 
のぼらぬはなし 
 空也「拾遺抄」」




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