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『 1年2組 学級日誌 』 (新長編小説)
・・・半世紀前の女子高校の学級日誌・・・
(昭和47〈1972〉年4月~48年3月まで)
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【 最後に贈る ささやかな言葉 】
【・・・日誌の終わりのページ・・・】
【あとがき】
【 終業式(3月20日)の日に、
一年二組の君たちに贈る
ささやかな言葉
Mより】
一年間本当にありがとう。
君たち一人ひとりがみんな
一年二組のために考え、
そして、新米の担任のぼくを
助けてくれた事、
すごく嬉しい。
ぼくは君たちにどんな言葉で
お礼を言えばいいのか
分からない位だ。・・・
「本当に ありがとう。」・・・
もし、最後に
「1年2組の皆さんに
何か言え!」
と言われたら、
こう言うだろう。
「 高校三年間で、
何をしましたか? 」と
尋ねられた時、
胸を張って大声で、
“ 私は、(これこれ)をした! “
と言えるようになってほしい。」
「 あと二年間もある 」
ではなく、
「 もう二年間しかない 」
と考えてほしい。
何もしないの時は、
身体も心もラクだ。
でも、
「 青春 」の時間は
「 短い 」。
だから、
「頑張ろう」と思って、
頑張れば頑張るほど
実は「 風当たり 」が
強くあたってきて、
身体も心も
クタクタになる。
誰かが言ったと思うけど、
「 強い風が
あたっているいる時は、
『 旗 』は
横にたなびき
美しい。
何かあった時は、
たなびいている
『 旗 』を見てほしい。
そのたなびいている旗は、
君なんだよ。
君に次の言葉を贈ります。
『頑張っている君は、
美しい。
強い風の日の「 旗 」は、
美しんだから・・・。』
以 上