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『 1年2組 学級日誌 』 (新著編小説)
・・・半世紀前の女子高校の学級日誌・・・
(昭和47〈1972〉年4月~48年3月まで)
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【1月18日(木) 雨 26番 F・S】
今、
「三善英史」のLPを聞きながら、
書いてます。
これで3回目が回ってきました。
あーー、もう2ヶ月で
二年生になるのね。
無事に二年生になれるかしらね!
あまり書くことがないので、
私の友達の事を書きます。
でも、、その友達は、
去年の
11月9日午後3時30分に
交通事故で 死 んでしまったの。
私の親戚にあたる子なんだ。
事故といっても、
2人乗りで オートバイ に乗り、
ボーリング場へ行く途中の事故だった。
その子は、
後ろに乗っていて、
前で運転していた子は、
3ヶ月位のケガだけですんだの。
私はその話を聞いて、
茫然ととして、
信じられなかったの。
あの日、すぐに
その子の家に行った時、
その子は、ほんとに寝ているだけみたいで、
涙が止まらなくて困ったくらい。
みんな、泣いてしまい、
泣き続けた。
もうすぐ、
3ヶ月になるの。
私は今でもその子のことを、
ふっと思い出す事があるのよ。
その子まだ
16歳なのに……。
今から
自分の人生を生きる時だったのに、
交通事故って、
とても恐いわ。
とっても憎い……
もう帰らない人だけどね。
忘れた方がいいかも知れないね。
話しは変わって、
今、青いセーターを
編んでいます。
今流行の
「バルギー」のセーターです。
今、袖の部分だけど、
何とか頑張ります。
電車の中で
頑張って編みます。
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交通事故。
車は便利なもの、
しかし、
その文明の利器も
使いようによっては、
恐ろしい武器になってしまう。
何がなんでも安全運転。
以前にもこの日誌で書いたけど、
高校時代に単車の事故で
死にかけた。
この日誌の
[4月19日(水)10番]
OKさんの時に
書きましたので、
ぜひ読んで下さい。