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『 　1年2組　学級日誌　』　 (新長編小説)　
　　　　　　・・・半世紀前の女子高校の学級日誌・・・
　　　　　　　　（昭和47〈1972〉年４月～４８年３月まで）

　　


【１月１5日（月）晴れ　22番　Ｔ・Ｙ】

今日は　成人の日　の　祝日　ですが、

一週間　お休みして、

皆さんにご迷惑をお掛けし、

申し訳ありません。

調子が良くなったので、

学校に行こうとしたのに、

今日の　寒さ　は特別に厳しかった。

手がかじかんで体中が動かない。

でも頑張って学校に行きました。

友達に会えてすごく嬉しかった。

みなさん、

また、どうぞ、

よろしく、お願いします。

学校に来て　ビックリ　したのは、

私が　学級委員　に選ばれていたこと。

これは、欠席裁判　ではないか、

と先生にxxしたかったが、

Ｍ先生が

「今学期（３学期）は　推薦　で、

今まで　学級委員　をしていない人で、

クラスの事を任せても　安心　できる

信頼　出来る人を　推薦　してほしい、

と言ったら、

君が　全員一致　で選ばれた」と

言うことを聞いて、

病み上がりの私としては、

それほどの　気力　も無かったし、

クラス全員の　推薦　と聞いて、

やむなく納得して

認証書　を貰った。

責任重大だが、

頑張ってみます。

　ちょっと疲れてきたので、

今日はこれで

鉛筆を起きます。

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　病気大変だったようですが、

無事に出校してくれたので、

ほっとしています。

顔色もよいようです。

まだ、無理せずにいてください。

体調が戻ったら、

「学級委員」

よろしくお願いします。

今学期は　推薦された人　から

選挙　で選ぶ事にしましたが、

あなたが、

クラス全員から選ばれました。

すごい事です。

みんながあなたのことを

信頼しています。

　この機会に、

「　人のために何かをする　」

ことがどれ程　重要　かを、

また、

「　人のために出来る喜び　」を、

ぜひ味わって下さい。

この最後の学期、

３学期（３ヶ月）を

１年２組をまとめ、

みんなが　最高の喜び　を得られるように

頑張ってみて下さい。

必ず「　応援　」します。

　でも、まずは、

君の体調を大事に直し、

そして、よろしくお願いします。　　以上

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