「1年2組学級日誌」の始めのページへ 戻る
『 1年2組 学級日誌 』 (新長編小説)
・・・半世紀前の女子高校の学級日誌・・・
(昭和47〈1972〉年4月~48年3月まで)
|
【11月17日(金)晴 4番 U・T】
今、テレビ水前寺清子さんの
「ありがとう」
が終わって、これを書いてます。
「ありがとう」は、
家庭的で大好きなのだ。
今日の「ありがとう」は、
特別に良かった。
ストーリーを書くと……。
結婚式 の前日の事から始まります。
あらた(水前寺清子)とその母の
親子愛がものすごくよく現れていた。
涙が溢れてきたぐらい。
よかったな。
当日の結婚式は、
白無垢(しろむく)の着物で行われる。
その前に朝から
「トラの助」と「あらた」が記念写真を写しに行く。
ちょうど七五三の日で、
写真屋が来ているので写して貰う。
可笑しかったのは、
「トラの助」が、
兄の子供に頼まれていた
「千歳飴」を持って写してしまう。
可笑しかったわ。
結構式の記念の写真を写しに来たのに、
「七・五・三」の写真を写したような感じ。
ちょうど「あらた」は、
振り袖を着ていたし、
「トラの助」は、
紋付きを着ていた。
この神社に来た男の子と女に子が
二人と同じ様な格好をしていたし……。
神社から帰ってきてから、
結婚式が行われる。
病院の仲間達が並んで歌を歌ってくれる。
その間を「あらた」と「トラの助」が、
白衣を着て登場。
もちろんみんなも白衣を着ている。
ウエディングドレスを
着てなんてじゃないけど、
ものすごくよかった。
みんなの間を通って「あらた」は、
母親の前に着た時、
顔を見合わせて、もう一度、
親子の愛を確かめ合う。
そこで、オシマイ。
「落語研究会」、
入っていて良かった。
文化祭の前日から、そう思ってた。
帰りが遅くなったのも、なんのその。
早く帰るより、
遅くまで何かやってた方が張り合いがあって、
なんて言うたらええのんかなあ……
文化祭の前日は、
一生懸命やったって感じ。
必死で何かやろうとしていたから、
何かすることないかなあって、
うずうずしていた。
なにしろ私は忙しいのが大好き。
その事だけに 熱中 するというのか、
必死で仕事するのが大好き。
だから文化祭の当日は、
嬉しいの何のってものすごく 楽しかった。
飛び回ってた。
走り回ってた。
(忙しかったから
手伝い出来なかったクラスの
みんなの「フランクフルト」、
美味しかった。
何本も食べられそうだった。
本当に美味しかった。)
「落研」は、
先輩もいい人ばっかりやし、
私は今 最高 に仕合わせです。
1年2組もものすごく楽しいし、
ある先生は、
2組は勉強の面で1番悪いから
人間性 も悪いと信じ込んでいる人がいる。
頭が悪いと言って
人間性まで落とされては困る。
1年2組は、まとまりのあるクラスなのです。
ある先生に2組を侮辱された時、
みんなが怒った。
これが何よりの証拠です。
頭の程度は下がっていても、
こんな素敵なクラスはないと思う。
素晴らしいクラスですよね。
このまま3年間一緒にいたい、
と思うくらいです。
話しは変わって、
ねえ、M先生、
「神様」っていると思いますか?
小さいときから思っているけど、
今だに分からへん。
いると思う時もあるし、
いないと思う時もある。
あまりに仕合わせ過ぎた時に、
悲しいことがある。
これも神様の仕業かなぁ……。
日常生活の中でもこういう事はよくある。
学校で嬉しい事がいっぱいあったのに
家に帰ったら、
夕ご飯のおかずが
嫌いなものやったりして、
これは、大げさやけど、
悪い行いをしたら、
絶対に報(むく)いがくるというのは、
本当だと思う。
M先生は、どう思いますか?
============/============/=================
文化祭・「落研」
本当によくやってくれました。
あんなに 大大成功 するなんて、
昨年の時から見ると夢のようです。
2番のI・Kさんの日誌でも書きましたが、
素晴らしかったです。
お客さん
(生徒も先生も親御さんも
ご兄弟もご姉妹も)みんな、
大笑いの大喜びの
仕合わせいっぱいの顔でした。
それもこれもあなたのお陰です。
落研の関係の皆さんのお陰です。
ありがとうございました。
神様ですが、
神様は人の心の中に
住んでいると思います。
悪魔も人の心の中に
住んでいると思います。
そのどちらを選ぶかは、その人です。
ぼくは神はいると思います。
いつもぼくを見ているような気がします。
ぼくが考えたり行動したりするとき、
その神は、正しい道に進めるように
見つめていてくれていると思います。
ぼく自身、時々、
それを忘れる時がありますが、
いつのまにかすぐ思い出します。
以上
=======================/========================/===============