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『 1年2組 学級日誌 』 (新長編小説)
・・・半世紀前の女子高校の学級日誌・・・
(昭和47〈1972〉年4月~48年3月まで)
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【9月26日(火)晴 27番T・K】
M先生、今日は学校に居残り
(数学宿題忘れた罰)で、
家に帰るのが遅くなり(じごう自得)、
今(9時)
夕食が終わり宿題の前に
この日誌を書き始めました。
だから、自分の詩を書いて終わります。
許して下さい。
透明のドアーでね
中は全部真っ白なんだ
私はね一番奥の隅っこにいるの
そこで私はいつもノートを書くよ
向かいの彼女もノートを書いてるよ
ここはねホップスがかかっているよ
そしてね ちょっと騒がしいんだ
でもね とってもいいムードなんだ
とってもいい所なんだよ
ここはね「パロット」ていうんだ
照明がまたいいんだよ
ランプみたいでね
でもちっとも暗くないんだ
家の電灯よりも数倍明るいよ
「PARROT」のコーヒーがいいんだ
120円もするけどね
私の知っている所で一番高いんだ
後のテーブルの男の人がね
ミルクセーキを頼んだよ
「冷たいのをね」って
向かいの彼女がね
笑いながら教えてくれたよ
ねえ とってもいいムードだろ
ここは「パロット」っていうのだ
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今日のHR(ホームルーム)は、
「思春期の性」がテーマだったけど、
木崎国嘉(くによし)著の
『思春期の性と悩み』があるので、
無事に終えることが出来た。
話しは全く変わって、
「 田中角栄 と 毛沢東主席 の会見」の事、
ぼくはやっぱり良かったと思う。
世界のみんなが
手をつなぐ事が必要だ。
台湾とも手をつなぎ
大陸とも手をつなぐことが必要だ。
来週のHR、
「現在の政治情勢」
で話しあおうかね……。
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