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・・・・・・69 「『  石山寺(滋賀県) 

本尊 御開帳(ごかいちょう) 』

(33年に一度)

……紅葉(もみじ)と観音様と鐘の音……」



☆☆

秋の『 石山寺 』( 滋賀県 大津市)に

11月18日(2016 H28)、

行って来ました。


天気予報では、

「曇り後雨」でしたが、


思い切って「京都観光バス」の



「湖都大津もみじめぐり

(紅葉まつり)」ツアーに申込み、



京都駅八条口(ホテル京阪前)

バスのりば発で、



紅葉した京都・大津の本物の「もみじ」と、

国宝級の建物・仏像・彫刻等がある、

しかも、

「 石山寺 御本尊 」の

「33年に一度の 御開帳(ごかいちょう)」で、

「菩薩様」をまじかに見る事が出来ると、


頭も心も ムズムズ し、
「今しかない」と、飛び立って、


行って来ました。



京都駅から約1時間、
大津に着く頃に曇り空が一転、
太陽が顔を覗(のぞ)かせ、

光輝く「青空」が待ち構えていて、


「石山寺」に到着。







33年後は「2049年」です。





門を入るとすぐに、

「 手水舎(ちょうずや) 」 が有り、

ふと見ると、

龍に尻尾が・・・・・・



今まで、水の出る「手水舎」の龍に

「尻尾」があるのを見たのは、

初めてです。

このお寺は、

何か由緒正しい寺かも……。





左手には、

「石山寺」の名前の由来となっている

「 石の岩 (山) 」

そして、
びっくりです。

なんと、

「 もみじ 」 が

・・・・・・紅葉(こうよう)・・・・・・!!!。












「 素晴らしい真っ赤な紅葉 」

今までに初めて見たような
” 感動の赤い赤いもみじ ”

「 最高の紅葉!!!」




もみじの美しさに、

目をクラクラさせながら本堂へ



正面に、『源氏物語』の作者



紫式部(むらさきしきぶ)の

人形とロボット。

『源氏物語』の構想を、

この「石山寺」で練ったと

言われています。

いよいよ「本堂」の中





おや?

よく見ると、

仏様の左奥に、かすかに見えるのは?

やっぱり、[ 幻の仏様 ]と言われている

【 如意輪 観世音 菩薩

( にょいりん かんぜおん ぼさつ )】




ついに拝顔出来ました。

やさしそうで、

福福しい菩薩(ぼさつ)様です。

思わず両手を合わせて、

じっと拝顔しました。

幸福です。


離れがたい気持ちで御堂の中を一周し、

表に出てきました。

「 もみじ と 菩薩様 」

石山寺は、これまで見て来た寺院仏閣の中でも、

五本の指に入る、

「日本のこころの美」です。






芭蕉が石山寺を訪れたのは、

句碑によりますと「 春 」

( あけぼのは

 まだ むらさきに 

 ほととぎす )

もし、秋の紅葉の時期だったら、

どのような俳句だったでしょうか……?

そんな事を考えながら、

鎌倉時代に建立された

「 鐘楼(しょうろう) 」が有り、



表に



「 心願成就 」

 一撞( ひとつ )き「300円」と有り、




除夜の時しか

撞( つ )くことの出来ない

「 鐘 」を撞きました。

ここの「 鐘撞き 」は、、

鐘の真下に立ち、

紐を手前に引いて鳴らす、

珍しい撞き方です。

だから撞いたあと、

頭の上でずうっと余韻が鳴り続きます。

今も、鳴り続けているようです。

ありがたい事です。






鐘の余韻を感じながら、

ふと見ると、



「くぐり岩」とあり



潜(くぐ)ってみました。

狭い「くぐり岩」です。

胎内(たいない)からの出産の時の

感覚だそうです。


次に「安産」のための

「腰掛け石」があり、





分かりました。

「石山寺」は、

縁結び・安産の寺だったのですね。





お昼の時間になり、

石山寺から

「西教寺(さいきょうじ)」に行き、

菊御膳(きくごぜん)を頂きました。











そのあと、

「旧竹林院」の美しい御庭を見、






紅葉と苔(コケ)で有名です。





次に「三井寺(みいてら)」の有名な

「弁慶の鐘」を見に、





この鐘も、石山寺の鐘と同じように、

長く余韻が続く鐘でしょうか?


「もみじ」がやはり紅葉し、

「ライトアップ」を待っているようです。









しかし、もみじの美しさは、

やっぱり、

「 日本のこころの美 」です。

「 幸福 」を感じた一日でした。