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・・・・・・46「世界遺産・
奈良県秘境の地
『洞川(どろかわ)温泉』・・・・・・






☆世界遺産に指定された

奈良県吉野郡天川(てんかわ)村の

「洞川(どろかわ)」へ、

梅雨の合間の

6月30日(H26)に行きました☆

1昨年(平成24年)の台風と

記録的 大雨 による打撃で、

(何とか回復しつつありますが)

工事が続いています。



芸能の神様を祀ってある『大辨才天(だいべんさいてん)神社』に行きました。





本殿の前に

「6個の巨大な鈴」が

吊ってあります。





説明文を読みますと、

前後や左右に振らず、

円を描くように綱を回すのだそうです。



やってみましたが、

鈴がくすんだような 鈍い音 がしました。

奥を見ますと、

本殿の真ん中に 舞台 があります。

説明では、

「能舞台」だそうです。

やはり 芸能の神様 の「 弁天 」様です。

手を合わせて願い事をしました。




そこから車で5分位の所に、

彫刻の「円空佛(えんくうぶつ)」が

あるそうですので、

行ってみました。



実物の「 円空佛 」は見たことがないので、

わくわくしながらたどり着きました。




「円空佛」は

全国で12万体あるそうですが、

偽物も多いそうです。


ここのは、

昭和47年の学術調査で、

「円空」作に間違いないことが

確認されました。


生きているようです。


電燈の笠が写ってしまいましたが、
「聖観音立像(菩薩像)」です。













「円空佛」から15分程走って、

「水の神社」と通称呼ばれている

神社に行きました。
日本最古の

「水の神」を祀(まつ)る下市町の
「丹生川上神社下社

(にうかわかみじんじゃしもしゃ)」です。


本堂の奥に階段があることが、

書かれてあり、

横に回って覗(のぞ)いて見ると

びっくりしました。


75段の階段の奥には、

杉の巨木が立っています。
この本殿は、

天武天皇(676年)時代に

創建されたそうです。
手を合わせて願い事を……。





この本殿のすぐ横に、

やはり巨大な

「欅(けやき)の木」があります。



説明文には、
「株回り4~5m、

高さ30m、

幹に手を触れ、
一つだけ願いを懸(か)ければ

御利益あります。」
と、あります。



そっと手を触れてお願いしました。


境内に出てみると、

大きな石が二つ並んで置いてあります。


「牛石」と「蛙(かえる)石」です。


横の立札に書かれてありました。

「牛の粘り強さ、

蛙の瞬発力(しゅんぱつりょく)を
兼(か)ね備えた 人生 であるために、
何事も原点に帰る(蛙)

気持ちこそが大切と、
この石が教えてくれる。」
なるほど、

と 頷(うなず)きながら、

手を合わせお願いしましたが、

ふと前方を見ると、

おや、珍しいものが……。




白馬と黒馬です。
宮司さんにお話を聞くと、
「晴」を願うときは「白馬」
「雨」を願うときは「黒馬」を
「奉献(ほうけん)させるそうです。
私は、白馬さんにお願いしときました。




願い事がいっぱいの

「水の神社」を後にして、

いよいよ、

「洞川温泉」の宿泊旅館

「花屋の徳兵衛」さん所に出発です。

「花屋の徳兵衛」旅館は、

「後鬼(ごき)の湯」と呼ばれて有名です。

それがどういう意味なのか?

楽しみにして行きました。


夜には、

蛍が乱舞する川のそばを通り
(この夜の8時ごろ、

宿の方に車で案内してもらい、

蛍 が飛び交うのを見ました。

また

「大峰山竜泉寺」の境内でも

蛍が飛び交い、

手や肩の上に止まります。

幻想的でした。

6月下旬から7月初旬まで

乱舞するそうです。)


「後鬼(ごき)の湯」の

「花屋の徳兵衛」さんの旅館に着きました。



「鬼」の説明文を見つけて、

読んでみました。

「今から1300年前、

大峰山の開祖「役(えん)の行者」の弟子に、

赤鬼と青鬼の夫婦がいました。

赤鬼は「役の行者」の前を歩き、

道を切り開いたので、

「前鬼」と呼ばれました。

青鬼は、

「役の行者」の後に続いて、

水や食べ物などを持って歩いたので、

「後鬼」と呼ばれました。

のちに、

「後鬼」は、大峰山の「洞川」に住み着き、

末永く行者のお世話をしました。

徳兵衛さんの「後鬼の湯」「前鬼の湯」は、

今も変わらず。

行者さんの「癒(いや)しの湯」

となっています。」





長くなりましたが、

その「後鬼(ごき)の湯」です。


水の入った徳利を持っていますので、

後鬼(青鬼)です。



斧(おの)を持っていますので、

前鬼(赤鬼)です。





後鬼の孫たちです。

とすると、

この宿の皆さんは、

その子孫なのでしょうか?

道理で皆さん、

非常に優しい方々です。



「単純温泉・

低張性・

弱アルカリ性・

低温泉」
身体に優しいです。


疲れがとれます。

いい湯です。


行者さんと赤鬼・青鬼です。
ああ~、今日は、

大変すばらしい一日でした。
願い事をいくつしたのでしょうか?
それでは、おやすみなさいませ………。