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・・・ 10月1日(土)・・・

    10月1日に、思い出した言葉。

1983年1月7日~3月25日、

関西テレビ(フジテレビ)で、

12回に渡って放送された

8 <山田太一氏の

『早春スケッチブック』

の老写真家

「竜彦」の短い名台詞。




「・・・ありきたりなことをいうな。

・・・お前らは、骨の髄まで、

・・・ありきたりだ!」




「平凡な人生」

「ありきたりな人生」

を送ろうとする者達に向かって、


逆なでするように、

突き刺すように、

述べられた忘れられない言葉です。


30年前のテレビの台詞が、

今も耳の奥に残っています。


やっぱり、

山田太一さんは、

すごい脚本家です。


しかし、

「3.11」の地震を経験した人には、

もう

「ありきたり」は、


どこにもないのではないか、

と思えます。


ありきたりが

「骨の随」まで染みるような、


そんな社会が、

日本にはもう存在しないのでは……。



「ありきたり」

を懐かしく思いだしています。


    

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